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Akiさん「Alpha D Hair Salon」スタイリスト

 
バンクーバーにある美容学校Future Hair Training Centerで10ヶ月間ヘアカットコースを受講。その後BCの免許を取得し、2年間のアシスタント経験を経てスタイリストに。
 

日本の技術でこちらでも全く問題なく使えます。むしろ自信を持ってほしいです。

 

幼少気に父親の仕事の関係でバンクーバーへ。英語の堪能な彼女が日系の美容室にこだわる理由と今までの経緯を伺った。

 

 

Vansta：美容師になったきっかけは?

AKI：高校を卒業し、進路に悩んでいた際に行った美容室で美容師さんから、美容師になってみたらと言われたのがきっかけでした。

 

Vansta：日系の美容室にした理由はなんですか?

AKI：こちらのスタイルは日本と比べると結構雑で、まっすぐなカットをされる人が多いんです。日本と違って細かい点まであまり意識しないので日本の技術には感動しましたね。カナダの美容室だとアップスタイル、ウェディングなどのメイクの出来るチャンスが日系と違って少なく、せっかく学んだ技術が使えないので日系を選びました。現在は、アルファDサロンという日系の美容室で働いています。機会があれば日系じゃなくても働いてみたいと思っています。

 

Vansta：永住権をお持ちなんでしょうか?

AKI：はい。

 

 

Vansta：日本からバンクーバーに戻ってきた理由は何ですか?

AKI：本当にバンクーバーが好きだったからです。

 

Vansta：日本人の多くが日系美容室で働きますがどう思いますか?

AKI：日系サロンに来るお客様は日本の技術を求めてくるのでそういう面では日本の方が働くのはとても素敵だと思うんですけど、もし日本の方で英語を学びたいのなら日系の美容室はおススメできませんね。スタッフは日本人なのでお客さんとしか英語を使いませんし、本格的に英語が学びたい気持ちなのなら白人さんの働いている所へ行った方が良いと思います。

 

Vansta：幼少時からバンクーバーに住んでいるAkiさんですが、日本での美容経験はあるんですか？

AKI：日本のセットサロンで1年半くらい働きました。客層は、お昼は結婚式やパーティーの方、週末は二次会の方、夜は夜のお仕事の方が良く来ましたね。働いていた場所は本当に狭くて、イスと鏡しかおいていないようなところでした。セットだけなのでピンやスプレーのみで20分以内で完成出せないといけなかったので時間との闘いでしたね。間に合わせるためにも会話はなかったですね。お店ではスプレーの匂いがきつい為マスク着用でした。

 

 

Vansta：日本とバンクーバーの美容室の違い

AKI：日本の人はアシスタント時代に少しずつ勉強し、一生懸命学んできている方が多いので知識が豊富だと思います。バンク―バーは結構みんな感覚でカットしたりしている感じがある気がします。何か分からないことがあっても日本の人たちは適格なアドバイスをくれるけれどもこちらは結構曖昧な感じがしますね。ただバンクーバーの人はカラーが上手!おしゃれな使い方をたくさん知っている気がします。接客も敬語を使わなくていいので最初からお客さんと友達みたいな感じで入っていけるんですよ。

 

Vansta：苦労した点はありますか?

AKI：日本は縦社会でアシスタントの順番が出来ている。カナダは教える習慣というのがないので大変でしたね。今の店長が教えてくれたからやり続けてこれたんです。もしいなかったら辞めていましたね。笑

 

Vansta：実際に働く上で英語力は必要ですか?

AKI：英語力は多少必要ですね。接客を求めてくる人も多いのでお客様と会話が弾むくらいには欲しいです。技術の面では日本の技術でこちらでも全く問題なく使えます。むしろ自信を持ってほしいです！

 

Vansta：日本で留学を考えている人へ

AKI：日本に住んでいるとカナダは白人が多くて、英語が怖くて来ない人も多いんと思うんですけど、割と英語が出来なくても仕事をしている上で自然とできてくるので皆さん技術はあると思うので、勢いでやること!出来なくても英語で話すことが一番大切!!とりあえず来て下さい!!

 

Vansta：ありがとうございました。

 

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