Work in Vanバンクーバーで働こう |
JAPANESE HAIR SALON
日本人経営の美容室で働く
なぜ日本人経営美容室が人気?
ここ10年間、バンクーバーには日本人経営の美容室が増え続けています。その流れに合わせて日本人美容師の需要も高くなっています。 日本人美容師が人気の理由とは?
-
日本人の行き届いた接客や丁寧な技術
シャンプーひとつにしても、よくすすぎ、シャンプー、2回目のもっと丁寧なシャンプー、コンディショナー、軽いヘッドマッサージは日本では当たり前。初めてこのような経験をするカナダのお客様は驚く方がほとんどで、「こんなシャンプー初めてだよ。」、「このマッサージのために来ているんだ。」というコメントをよく耳にします。現地の高級美容室に行くよりも、リーズナブルな価格で質の高いサービスが受けられるのならば、日本人の美容室を選ぶのは当然。日本人美容師が重宝されるというのも納得がいきます。 -
日本人美容師というブランド感
日本人の美容師は、アジア人系のお客様に絶大な人気があります。日本のドラマ、雑誌などの影響で日本人に髪を切ってもらっているという一種のステータス的なものがあり、希望通りの髪型に近づけてくれるという再現性の高さで喜んでもらえることが非常に多いようです。 -
日本人の髪は日本人が制す
一店舗の美容室の全体比としては、日本人のお客様の割合は少ないですが、バンクーバーにいる日本人のほとんどは、日本人経営の美容室を利用します。現地の美容室に行く際の英語での注文の仕方、細かいニュアンスを伝えることでの苦労がなく、ミスコミュニケーションでの失敗を心配する必要がないので、やはり日本人の髪のことは日本人に任せるのが一番安心と考えている人は多いようです。
お給料形態は?
働く美容室によって異なるので、契約の時点で雇用主としっかり確認しましょう。
バンスタでご紹介出来るとある美容室の実際の給料体系をみてみましょう。
- 固定給
2100ドルか2500ドル程度。月ベースで対応出来るお客様の数やリピート率などで固定給が変動するようです。
例えば130人程度のお客様の施術する事が出来れば2,500ドルの月額固定給となります。 - チップ
サービス料の約20%程度をチップとして支払うのが通常です。30ドルのカットであれば6ドル程度、150ドルのパーマ©カラーであれば30ドル程度。
チップとしてもらったお金はスタイリストが全て貰うのが一般的。アシスタントを使う場合などは、チップ全体の10%程度を渡す店もあります。
一日のチップが100ドル以上になることもあり、お給料と同額前後のチップというのが一般的なようですので一ヶ月で4000ドル以上(40万円程度)というのも一般的です。
その他に、指名数でのボーナス、店販の還元、リブッキング率*でのボーナスなども追加される美容室もあります。
語学力は?
高い語学力があることに越したことはないですが日本人経営の美容室であれば、初級のレベルでも十分に働くことが出来ます。
もしお客様とのコミュニケーションがうまくいかなかった場合は英語が堪能な受けつけや同僚が手伝ってくれるので安心です。
お客様と話しているうちにすぐに慣れて、英語が上達した美容師さんは多くいらっしゃいます。
日本人経営の美容室に来てくれる現地のお客様は日本人スタイリストのサービスを受ける事に価値を感じお店に来店をしてています。自ずと日本好きな方や興味がある方が多く、日本の食文化、テレビ、旅行の話など、話題が尽きることはありません。また語学力も日本から来たスタイリストという事が前提なおで、流暢な英語力でないのは理解の上です。その中で一生懸命勉強する事は大事ですが、英語力は働きながら習得可能です。
自分の言いたいことをしっかり英語で伝えられたら、お客様との会話も弾み、指名客となってまた来店されことも多くあります。
帰国後の再就職が難しい?
求人の数と、働きたい人の割合を示す、有効求人倍率というのを知っていますか?
ある統計によると美容師の有効求人倍率は2.93と言われていおり、仕事を探している美容師1人に対して、約3つの求人があるのが現実です。
日本で一旦仕事を辞めると再就職が難しいと言われていますが、美容師や看護師等の専門職は人が足りていない状況です。
お客様の数が増えているのではなく、美容院の数が増えすぎているというのも理由としてはあるようですが、日本での再就職は難しくありません。
カナダで美容師免許は必要?
バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア(BC)州で美容師として働く際に、美容師免許は必要ありません。
日本の美容師免許、美容師歴(約3年以上)があれば仕事を見つけるのはさほど難しくないため、ワーキングホリデービザなど働く事が可能なビザを有していれば、免許書き換え等をしなくても就労が可能です。
Cosmetology Industry Association of B.C. (CIABC) という機関のCertificate of Qualification (C of Q)という美容師資格証明書も取得することができます。
こちらは独立して美容室を開く際には必要な資格となりますが、美容室でスタッフとして働く場合には必要ありませんが、独立をされた日本人も多いので、将来的には取得を考えても良い資格ですね。
薬剤や機械は?
日系美容室であれば、機械や薬剤は、日本で使われているものとほとんど変わりはありません。日本で3年以上スタイリストとして働いた経験があれば、バンクーバーの日本人経営美容室へ転職することは、さほど難しいことではないのはその為です。日本では毎月のように講習会があって、日々新しい機械の使い方や技術の習得に努めると思いますが、その豊富な知識とスキルを生かせば、バンクーバーの美容室への貢献度は非常に高いものとなります。薬事法の違いにより、異なることもありますが、同僚や先方に質問しましょう。
日本人経営美容室の客層は?
日本人経営美容室と言っても、お客様の日本人割合は低く、全体の約10~15%ほどです。ほとんどのお客様は、現地の白人やアジア系バックグラウンドをもった方、様々な国からの留学生で、英語が母国語ではない方も多くいらっしゃいます。
仕事中はほとんど英語で接客をします。日本の美容室と同様に会話をする力もスタイリストとしての能力の大きな一因ですね。
いろいろな国のお客様との会話は美容師にとっても楽しい時間となります。
OTHER INFO
その他の情報
美容道具は日本から持っていく?
ハサミ、コーム、ダッカール、ブローブラシなどは自分が使い慣れたものを日本から持参することをお勧めします。一応、ハサミの研ぎ師の方もいますが、大体の日本人の美容師は日本に帰国した時に研いでくる方が大多数です。ヘアドライヤー、アイロンなどは面貸しではない限り、サロンが支給してくれる場合が多く、支給がなかったとしても、サロンまたはサロン提携先卸売店からの購入が可能です。
やはり刃物の質は高いのが日本。日々使い慣れた道具はお持ちしてください。